KOEHIRO~声を拾う・広める~

【KOEHIRO】は、様々な「声を拾う」「声を広める」という意味を込めています。夫婦関係や両親との関係、自分が普段の日常で思うことや仕事に関してなど、幅広く様々なことを書いて行こうと思います。*2020年1月からブログ再開しました☆ここから5年間自分を肯定し続けたら夢は叶うのか?なりたい自分になれるのか?書いてみようと思います!「人生はいつからでも好転出来る」を体現出来たらと思っているので、良かったら応援して頂けたら嬉しいです☆

冷え性改善対策!!身体ぽかぽかレシピ②

メインのおかずを作っている間に、クツクツ煮ているだけで

完成してしまう、とっても簡単な「かぼちゃの煮物」を作ってみました!

 

本当に簡単で、美味しいので是非お試し下さい♪

 

<作るのはこちら>

かぼちゃの煮物 

 ~材料~  所要時間10分

かぼちゃ      1/4

★醤油     大2

★みりん    大2

★砂糖     大2

★料理酒    大2

お水      200cc

 

▽詳しくはこちらのクックパッドレシピをご覧ください♪

cookpad.com

 

 

かぼちゃは、β-カロチン(ビタミンA)が豊富なほか、

ビタミンB1、B2、C、カルシウム鉄などをバランスよく

含んだ栄養面ですぐれた野菜と言われています!

 

積極的に食べたい野菜のひとつですが、

定番の煮物だけだと、毎回作るっていう感じではないですよね。

 

でも、意外にこの煮物が色々とアレンジ出来ちゃうんです!

 

我が家ではかぼちゃ1/4個分煮てしまうと、

どうしても余ってしまうので、余った分は後日かぼちゃスープにしています♪

 

他にも、コロッケにしたり、グラタンにしたりも出来ますよ。

 

かぼちゃの煮物の時は、和食の料理に合って、

リメイク後のかぼちゃスープの時には、洋食の料理に合うので、

連日、かぼちゃを食べても全く飽きがきませんね。

 

是非、試してみて下さい♪

 

つづく

「嬉しい」けど「辛い」2週間。自分との戦いが始まる。

不妊治療において、採卵の前などに

2週間程度、内服薬のみの期間があります。

 

正直、この期間は「何も出来ない」「何も進捗がない」時であり、

次の治療までの期間が、待ち遠しく、そしてやたらと長く感じる時なんです。

 

こんな時は、プライベートを楽しんだり、仕事に打ち込むしかありませんね!

私の場合はそうやって、少し「不妊治療」から離れることにしています。

 

 

さて、ようやく私も、この2週間を終えて、

いよいよ来週の週明けから、またもや治療が始まります!

 

前回は、比較的弱い薬を使用し、通院回数も少な目でした。

(少ないとは言え、週2~3日はいかなくてはいけないのが、この治療。。。)

 

しかし、今回は先生とも話し合った結果、

より強めの薬で採卵にチャレンジしようということになりました。

 

前回とは違う治療なので、薬の強さも通院回数も倍増します。

(あー恐ろしい。)

 

やっと治療に臨めるということで「嬉しさ」がある反面、

この薬と通院回数は本当に「ツライ」のも事実。

 

 

仕事を続けながらの通院の場合は、

急な時間休を連続してお願いすることに、心が苦しくなります。

 

朝イチの病院を終えたら、PC片手にダッシュで電車に駆け込む

日々がはじまります。

 

副作用があっても、半休をもらっている分、

午後は仕事を休めないという気持ちで余計に体調不良になったりします。

 

どんなに体調不良でも、仕事の納期は待ってくれません。

いつだって電話やメールが押し寄せてきます。

 

組織に所属している方だったら、

周りの目もきっと気になるでしょう。

 

もし、周囲の人に言えていない場合は、

心ないことを言われることもあるでしょう。

 

 

この治療が始まると私はいつも、たくさんの「嬉しさ」と

たくさんの「辛さ」を経験します。

 

次回の薬の副作用がどうなるか本当に未知ですが、

心や身体が「辛い」「しんどい」と悲鳴をあげた時は、

 

いつも・・・

 

「自分が選んだ道」で、「自分の求める未来のため」だと

言い聞かせるようにします。

 

また、「辛い」「悲しい」「キツイ」ことが自分にあった時は、

同じような思いを経験している方々の心の声に、

気づいてあげることの出来る人間になれるのではないかと

思うようにしています。

 

 

「人生山あり谷あり」

まさにその通りだなとつくづく思います!

 

でも、だから良いのかなとも、今は思います。

私は今までの人生で「山」の時より「谷」の時の方が

学んだことが多い気がします。

 

今が「谷」だとも思いませんが、

大変な時期は必ず自分に何かしらの気づきをくれるものです。

 

 

そして、あいにくにも次回の全身麻酔日は、

なんと・・・

自分が企画しているイベントの日とたまたま被ってしまいました。

 

どうにか前後にずらしてもらうことが出来ると良いのですが。

 

「その日をどうするか?」ということが

今の私の最大の悩みです・・・。

 

が・・・!! 

 

これもまた試練。

 

なかなかこの「不妊治療」によって、予定が立てられずに

先延ばしにしてしまっていたイベントだったのですが、

多くの方からの後押しがあり、ここまで企画出来たイベントなので、

なんとか開催しなければなと思っています!

 

 

「嬉しい」けど「辛い」。

 

「辛い」けど、やっぱり可能性があるなら

「嬉しい」こと。

 

「仕事」と「家庭」と「治療」と、鼻血が出そうなくらい

ドタバタな2週間になりそうですが・・・

 

そのドタバタさも今を全力で生きている証拠だと思い、

楽しんで過ごしたいと思います!

 

つづく

【不妊の原因とは?】原因不明の「不妊」は、なんと48%!!原因不明だからこそ苦しむ現実。

自分自身が「不妊」とわかったことで、

妊娠するということは、本当に奇跡のようなことだなと感じます。

 

妊娠が成立するためには、様々な過程があり、

それぞれがどこもスムーズに進行しなければなりません。

 

しかし、そのどこかの過程に問題がある場合、

その障害をクリアするために、生殖医療(ART)を受けることになります。

 

では、一体「妊娠」に至るまでに、どのようなことが原因で

不妊症」となってしまうのでしょうか。

今回はこちらについて、簡単にまとめてみました!

 

1、良い卵子を作れない

そもそも卵子がないと、その次のステップに進むことが出来ません。

卵子が成熟するためのホルモンが正常に分泌されていないと、

良い卵子が出来ないという場合があるようです。

 

2、排卵しない

成熟した卵子は、卵胞壁の破裂と共に卵巣の外へ飛び出します。

これが排卵です。しかし、何らかの原因で排卵しない

排卵障害というものがあります。

 

3、卵管采から卵管へいかない

排卵された卵子は、卵管の端っこの卵管采と呼ばれるところで

キャッチされ、卵管へと運ばれます。

卵管采が変形していたり、卵管が他の臓器に癒着していると

卵管采が卵子をキャッチしに行けないので、

卵子は卵管に入ることが出来ず、不妊症となります。

 

4、受精しない

自然の状態では、受精は卵管内で起こります。

ただし、免疫的な原因で受精困難な場合や、卵子精子の質に

問題がある場合、受精が成立しないことがあります。

 

5、卵管から子宮へいかない

卵子精子が移動するためには、その移動を助けるための

卵管の動きと、卵子がスムーズに通れるだけの

卵管の広さが必要です。卵管の通過不良の場合には、

妊娠の妨げとなります。

 

6、着床環境

子宮内膜が十分に肥厚していないと、せっかく受精した卵子

着床することが出来ず、素通りしてしまいます。

 

7、妊娠の維持

妊娠を維持するためには、ホルモンも分泌が必要ですが、

免疫系が妊娠に特有の状態になっていて胚を異物として

認識しないことが必要です。流産を繰り返す場合には「不育症」の

可能性を考え、別の治療が必要となります。

 

8、精子の質と数

射精精液中に精子がいなかったり、少なかったり、

動きが悪かったりすると、卵管膨大部で卵子と出会える確率が

少なくなるので不妊症となる可能性があります。

 

9、子宮内膜症 

重度の子宮内膜症では、質の良い卵子が出来にくく、

また排卵障害や卵管の癒着など、排卵から着床までの間に

様々な障害が存在することがあります。

 

10、原因不明 

検査では分からない不妊原因があります。

人工授精を数回行っても妊娠に至らない場合、体外受精の適応となります。

 

 

上記のように、本当に様々な過程が全てクリアになって、

はじめて「妊娠」することが出来るのです!

 

こんなにも複雑且つ、妊娠に至るまで様々な過程があると思うと

子供を授かることは本当に奇跡であり、

この世に生まれてきてくれた子供たちは、

かけがえのない、尊い命だと改めて思いますね。

 

さて、私の不妊の理由はというと・・・

最後にあげた原因不明です。

 

「原因不明」というなんともモヤモヤしてしまう

結果について、ちょっと気になったので

先日、またまた病院の先生に聞いてみることにしました。

 

============================

<ある日の診察の日のこと>

 

私「先生、私のように原因不明って多いんですか?」

先生「そうですね。全体的にいうと48%と言われていますよ。」

 

(48%!?そんなにいるの!?)

 

私「そんなにいるんですね。」

先生「だから、皆さん苦しまれる方が多いのだと思います。」

私「ちなみに他はどのような原因が多いんですか?」

先生「現在ですと、卵管閉鎖が約18%、男性因子なんかは14%程度と

言われていますね。」 

 

============================ 

 

様々な原因がある中でも、原因として多いのが、

私と同じ「原因不明」だということにはビックリしました!

 

私もこれまでに、様々な検査をしてきましたが、

結果はどれも「これだ!!」という原因を探すことが出来ず、

原因不明のまま、ステップアップすることになりました。

 

何が原因かわかっているなら、それを取り除く努力をすることが

出来ますが、原因不明となってしまうと、生活習慣や食生活を

改善するなど、些細なことを地道にやっていくしかありません。

 

そして、そのやっていることの結果が目に見えるわけでもないので、

「良いのか」「悪いのか」も判断できず苦しむのが、

原因不明で不妊治療に挑んでいる方の想いだと思います。

 

 今後、より医療が進歩したら、「原因不明」についても、

もっと細かく解明される日がくるのかもしれません。

 

しかし、今の医療の現場でわからない以上は、

目の前の治療をしっかりやって、楽しい毎日を過ごしつつ、

自分の無理なくやれることを

やっていくことが必要なのだと思いました。

 

つづく

「クロミッド」って一体なに?意外と知らない不妊治療の内服薬。

不妊治療の中でも、人工授精のタイミングで使用される場合が多い、

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)という内服薬。

 

服用したことのある皆さんは、

何故この薬を飲んでいるのか知っていますか?

 

人工授精にステップアップした時、私が先生から言われたのはこれだけ。

 

先生「じゃあまずはクロミッド出しておくから飲んで下さいね。」

私「・・・???」

(なんですがそのお薬ー!?)

私「なんの薬ですか?」

先生「排卵誘発剤だよ。比較的弱い薬だから。」

(説明省き過ぎでしょ、先生よ。) 

 

こんな感じでしたね。

 

上記のように、どの病院でもそうではないと思いますが、

意外と、私達は病院で処方される薬に対して

先生からの十分な説明もないままなのに、

「先生に言われた通り飲むしかない」

ということが、多々あるのではないでしょうか。

 

私が、不妊治療に挑戦するにあたり、服用していたクロミッド

はじめはイマイチこの薬についてよくわからなかったのですが、

最近、先生にお話を聞く事が出来たので、

今日は、このクロミッドについて簡単に説明したいと思います!

 

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)ってなに?

 

要は、排卵誘発剤のひとつで、

クロミッド「卵胞を育てる」ために使用されます。

 

妊娠するためには、まず卵胞が育ち排卵することが必要になるんです。

 

私の場合、卵胞が育ち排卵することは出来ましたが、

次のステップの採卵で、残念ながら全て空胞という結果でした。

 

しかし、卵胞が育てなければ、そもそも次のステップにも進めないのです。

その卵胞を育ててくれるお手伝いをしてくれるのが、クロミッドなのですね。

 

服用するにあたりデメリットは?

デメリットとして上げるとすれば、

「子宮内膜が薄くなる」ということ。

 

子宮内膜が薄くなってしまうと、

次に着床しづらいなどの問題も出てきます。

 

体外受精の場合は、採卵後に内膜が薄いと判断されれば、

回復するまで約1ヶ月凍結して、子宮内の調子を整えてから、

胚移植になるので、あまり心配しなくても良いのかなと思います。

 

服用の副作用ってあるの?

 

副作用としては、自然妊娠より多胎妊娠双の可能性が増す

という説明を受けました。

その割合は、自然妊娠1%に対して、体外受精5%とのこと。

 

多胎妊娠となると、出産までのリスクを含め

様々なことを考えなければいけませんが、

子供を望んで挑んでいることなので、私にとっては、

まず、未来の我が子を授かるということだけを

考えたいなと思っています。

 

 

また、日常生活においては、「めまい」「はきけ」「腹痛」

「頻尿」「頭痛」などの体調不良を感じるケースもあるそうです。

 

私の場合は、飲みはじめに若干の「はきけ」と

「めまい」があったように感じましたが、普通に仕事も出来ていましたし、

日常生活には問題なかったように感じています。

 

 

今回はクロミッドについて書きましたが、

クロミッド排卵誘発剤の中でも比較的弱いため、

先生達も不妊治療のスタート時期には多くの方に処方しているようです。

 

また、先生達からすると、あまりにもスタンダードな薬のため、

効果や副作用について説明しないケースもあるらしいのです。

 

患者側からしたら、「えっ?」という感じですが、

私達が会社などの組織にいる時、「慣れ」などにより、

自分にとっては「当たり前」になっていることを、

新人に教えるのを忘れてしまうということに

近いことなのかなと思います。

 

ただし、治療にあたり自分自身の身体に入れるものなので、

少しでも「不安な気持ち」や「疑問」があった場合には、

迷わず先生に直接聞いた方が良いと改めて思いました。

 

つづく

冷え性改善対策!!身体ぽかぽかレシピ①

「冷え」は女性にとって最大の敵とも言われています。

また、「不妊」にとっても冷え性は良くないことと言われており、

出来るだけ改善するように、生活面での見直しが必要になってきます。

 

私も極度の冷え性で、オフィスワーク中は足首から末端まで非常に冷たく、

冬場であれば、ホッカイロを足に貼らないといけないほど。

また、手先もすぐに冷えてしまうので、困ったものです。

 

ずっと、冷え性を改善したいと思っていたものの、

特に何かを気にしてやったことはありませんでした。

 

しかし、やはり少しでも治療に良い結果が出て欲しいので、

今後は、日常で取り入れられることからはじめていきます!

 

早速、今日は身体を温めると言われている食材を使って

一品料理を作ってみたいと思います。

 

<作るのはこちら>

長いもの豚肉巻き~大葉入り~ 

 ~材料~  所要時間10分

豚肉薄切り   適量

長いも     適量

大葉      適量

★醤油     大2

★みりん    大2

★砂糖     大2

★料理酒    大3

片栗粉     適量 

 

~作り方~

作り方は簡単です。①長いもを半月切りにして大葉で巻きます。

さらに豚肉で①を巻いて、片栗粉をまぶします。

フライパンに適量のサラダ油を入れて、焼けたら

合わせた★調味料を入れて、絡めたら完成!!

 

~ポイント~

今回使用した「長いも」「豚肉」「大葉」は全て身体を温めてくれる

食材であり、栄養素もたっぷりです!

今回我が家の冷蔵庫にストックがなく、

長いもオンリーにしてしまいましたが、

中に入れる食材は「人参」や「ごぼう」に変更しても

身体ぽかぽかレシピになりますよ。

(参考:体を温める食べ物、冷やす食べ物【あったか生活術】

 

さあ、こうやって色々と考えながら料理を作るのも

なかなか楽しいものです。

 

これからも、おいしい身体ぽかぽかレシピを

積極的に作っていこうと思います!

 

つづく

24人に1人の新生児が体外受精によって産まれているという事実

皆さんは「ART」という言葉をご存じですか?

私はこの治療にステップアップして、はじめて知りましたが、
体外受精」や「顕微授精」などの高度な技術による不妊治療を、

「生殖医療=ART」と言いいます。



自分自身がARTを行う当事者として、きちんと理解をしたかったのと同時に、
現在、日本での「不妊」に関する周知があまりにも低いと感じたので、
多くの方に「不妊」を認知・理解して頂く活動もしているため、
先日、ARTの勉強会に参加してきました!

そこで医師の方や看護婦さんからの説明を受けた内容で、
私の知らなかったことが沢山あったので、
メモ書きしたものをピックアップしてみなさんに共有します!


体外受精の歴史


実は、体外受精による不妊治療は1978年に世界で初めて成功が報告され、
日本では、なんと1983年に最初の成功が報告されたそうです。

なので、日本での体外受精の歴史というのは、
実は33年とまだまだ浅いのです!

ただ、1983年以来、日本ではARTによる不妊治療を開始する施設が
徐々に増加しているとのこと。

日本産科婦人科学会の近年の報告(2013年報告)では、
世界最多の587施設不妊治療の施設として登録されており、
年間22万件を超える体外受精が日本で行われているというのです!

あんなに待ち時間の長い不妊治療の病院ですが、
世界でみると、日本が最多の施設数だということにはビックリですね。


となると、やはりあの待ち時間は、
それほど患者数が多いのと、それに対応する
医者不足があるのではと感じてしまいます。


24人に1人は体外受精によって生まれている

この数字に驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は、この不妊治療に進む前まで、
結婚すれば、普通に子供を授かることが出来ると思っていました。

また、この治療をはじめてからも
周りの友人・先輩・後輩達は、スムーズに妊娠に至っていたので、

「私だけ特別そうなんだ・・・」
と、ずっと思っていました。


しかし、調査結果を見てみると・・・

2013年にARTにより誕生した赤ちゃんは、なんと42,554人で、
これは当該年度の総出生児数1,029,800人の4.1%(24人に1人)あたり、
10年前に比べると約3倍に増加しているというのです!


また、日本で体外受精による不妊治療が始まってからの
出生児数累計は38万人を超えており、
人工授精などの一般不妊治療による出生を加えると
その数はさらに増えると言えますね。


この結果からも、実は意外にも多くの方が、
「子供を授かることが出来ない」という壁にぶつかり、
不妊治療に挑んでいるということがわかります。

ただ、不妊治療というのは非常にセンシティブなことなので、
夫や家族以外には言えず、水面下で苦しんでいる方が
沢山いるのだとも思います。


「私だけ・・・」と思ってしまいがちですが、
不妊症というのは、現代では決して
珍しいことではないことがわかりました。

多くの方が未来の我が子に会える日を楽しみに
頑張っているんだなと思うと、
私も頑張ろうという気持ちになりました。


また、この問題はいずれ日本の少子化問題
大きな影響を及ぼすことになるのは
間違いないなという確信を得たのと同時に、
やはり日本全体で、不妊に対する知識や理解を
広めていかなくてはいけないと改めて強く感じました!

つづく

「良いもの」「悪いもの」と言われるものはこの世の中に溢れかえっている。私の判断基準。

この治療をしていると、良くも悪くもアンテナがはるせいか、

「良い物」と「悪い物」の情報と毎日のように出会います。

 

また、周りからも「このお水は不妊には良いから買った方が良いよ」とか

葉酸とコラーゲンは不妊に効くから、サプリメント紹介しようか」などの

「良い物」の紹介も増えてきます。

(もちろんこれらの紹介は全て善意であると理解しています。)

 

逆に「ファーストフードは食べてはダメよ」とか

「睡眠時間も○時間とらないとダメ」など

「悪いもの」も指摘されるようになります。

 

時には・・・

「今まで(幼少期から)の食生活が悪かったんじゃないか。」

などのご意見を頂く事も。

 

しかし、私の母は家族の食事は手作りという考え方で、

栄養も考えて、私が幼い頃から毎日作ってくれていました。

 

全て善意ということはわかってはいるものの、

過去のことを指摘されてしまうと、「不妊」ということで、

私の母や家族までも否定されているような気分になり、

余計に申し訳なく、悲しい気持ちになることも多々ありました。

 

 とにかく、現代の世の中では、あまりにも情報が多く、

また、持っている情報が皆バラバラであり、

全てを聞いていると、パニックになってしまいそうになります。

 

 

しかし、色々なことを教えてもらったり、情報が入ってくるということは

有難いことです。ただ、情報が溢れ過ぎて、自己判断が出来ない場合が、

一番厄介なことだなと感じました。

 

 

私も不妊治療初期の頃、多くの情報に翻弄され、

出来ない自分が余計嫌いになり、

「これが全て出来ないから私には赤ちゃんがこないんだ」

なんて考えたこともありました。

 

しかし、さらに治療をステップアップした時、

仕事・家庭・治療だけでいっぱいいっぱいになり、

「あっ、こんなのまともに全部受け入れるのは無理だわ」

一旦、全てを諦めることにしました。

 

その時、私の中で自分の判断軸ができたのだと思います。

 

それは何か言うと・・・

 

「自分のストレスが軽減されることだけしかしない」

というもの。

 

結局、「あれが良い」とか「これはダメ」とか言われても、

全部が全部取り入れられるわけでもありませんし、

実際、高額な治療費の支払いもあるのだから、それにかける余裕だって

相当な富裕層でない限り、難しいでしょう。

 

しかし、「藁にも縋る」気持ちになっているのが、

この治療に挑む方の気持ちなので、「使いたい」とか「実践したい」という

想いがあるのも事実。

 

その気持ちは私も本当によくわかります。

 

「これを使って妊娠した人がいるよ」とかいう話も

山ほど聞きましたし、それで「妊娠するなら」と思って

実際にトライしたこともあります。

 

 

しかし、妊娠には様々な条件やタイミングがあってこそ

上手くいくものであって・・・。

結局は、その人は妊娠したけれども、「それが原因だったのか?」

ということは定かではないというのも事実なのです。

 

また、紹介をしてもらった場合、少なからず私は期待してしまいます。

 

「このお水を飲んだらきっと。」とか、

「食生活を変えたからきっと。」とかね。

 

 

でも、私の場合トライしても全然ダメ。

逆に、そのことに気を遣い過ぎて、

本当に疲れきってしまった時期さえあります。

 

また「良い」って言われたから、「悪い」って言われたから

頑張って改善しようとして取り入れたのに、結果が出ないことに

 

「ああ、私は何をやってもダメなのかもしれない。」

 

と、自分をより責める結果になってしまいました。

 

 

なので、私の判断基準は

「自分のストレスが軽減されることだけしかしない」

これになりました!! 

 

要は、サプリメントを飲んだり、ヨガに行ったり、灸やマッサージに行ったり、

食生活を変えたりと、自分がそれを生活の中に取り入れることで

不妊治療に対する気持ちが少しでも楽になるのであれば、

とっても良いことだと思うのです!

 

逆に、生活に取り入れることで、「効果」や「結果」に

過剰なまでにこだわり過ぎてしまう可能性がある場合や、

経済的な負担になったり、自分を圧迫することになることに関しては、

私は取り入れないようにしています。

 

不妊に一番の良いことは「心」の安定だと、私は思います。

 

ストレスはホルモンバランスを崩し、不妊の敵である「冷え性

にも繋がるとも言われています。

 

その「心」を崩してまで、周囲の声や情報を取り入れる

必要はないと思ったのです。

 

しかし、皆さんに「何もやらない方が良いですよ」

「情報は全て間違っていますよ」ということが

言いたいわけでもありませんし、私自身も「何もやりません。」と

言っているわけでもないのです。

 

自分に合ったもの、「心」が癒されるものは積極的に取り入れるべきだと

思っています。

 

情報が溢れかえっている、ネット社会の今、

逆にその情報に苦しむこともあるかもしれませんが、

自分の軸をしっかり持つことが出来てさえいれば、

「情報の中で自分で選べる」ようになり、

情報に翻弄されるのではなく、

「自らが情報を活用出来る」ことになるのだと思います。

 

 

ただでさえやることが多い不妊治療なので、

その他のことに関しては、やりたいなと「心」で思ったことを、

「出来る時にやる」というスタンスで私はやっていこうと思います。

 

 

 つづく