「夫婦」と「カップル」の違いを教育評論家の先生に意見を聞いてみた。
「夫婦」と「カップル」では、一体何が違うのか?
結婚前の学生の時はあまり理解出来ていなかった私ですが、
結婚して、やはり「夫婦」と「カップル」では
大きな違いがあるのだと感じています。
「夫婦」と「カップル」の違いについては、
思わず「ふむふむ」と納得してしまうような
下記のような言葉も出ており、
皆さんも一度は、このフレーズを聞いたことがある方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
「恋人は向き合って相手を見ていて、
夫婦は同じ方向を向き、先にある同じ光景を見ている」
とか
「結婚前には相手のことは両目を開いてしっかりと見て、
結婚したら片目をつぶって見る」
とか・・・。
とっても分かりやすい表現なのですが、
一体、一言で言うとどういうことなんでしょう。
先日、テレビ番組などでコメンテーターとして活躍されている
教育評論家の先生と「教育」や「夫婦関係」「不妊」など
について、議論する機会を頂いたので、
この件についても、ご意見を聞いてきました!
これは、その日の会話の一部です。
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<一通りの議論が終わりブレスト中の時のこと>
私「ところで先生、先生のご意見をお伺いしたいのですが、
ズバリ「結婚」と「カップル」の違いについては、どのようにお考えですか?」
先生「それは、まさしく「責任」です!」
(先生の迷いのない言葉にグサ!)
私「ほう!それは具体的にどのようなことでしょうか。」
先生「「夫婦」と「カップル」に関しての大きな違いは「責任」ですね。
もちろん、法的なことでも言えますが、夫であれば
「男として」「夫として」「父として」の責任と役割を負うことになります。」
私「なるほど。一人三役的な感じになるんですね!」
先生「そうですね。それは女性も同じことが言えます。
カップルでは「彼氏・彼女」という関係であり、
特に役割などについても不明確で良いのです。」
(ふむふむ・・)
先生「そして、その「責任」というのは、
もっと深い話でいうと「愛情」のことなのです。」
私「どういうことでしょうか。」
先生「夫婦というのは、互いにいくつかの役割があり、
その役割ごとに責任を負います。しかし、これは互いに
相手のための責任ということでもあり、そこには愛情が不可欠なのです。」
※以下省略※
要するに、夫婦にはカップルとは違い、
男女それぞれ役割があり、それは夫婦としての責任であるという発想。
私の引き出しの中に、また一つ思考がプラスされた瞬間でした!
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夫婦になるには、紙一枚提出すれば良いという
ビックリするくらい簡単な手続きで、法的に配偶者として認めらます。
私の場合は、婚姻届けを提出したかった日・・・
夫が夜遅くまで仕事だったため、市役所の夜間受付に提出することに。
しかし、夜間受付1時間前に滑りこんで、安心したのも束の間。
受付の警備員さん「あっ、これ実印持ってきてくれないとダメなんですよ。」
私「えっ?持ち物聞いた時にそんなこと言われませんでしたけど。」
受付の警備員さん「いや、ないと受け付けられませんね。」
(ウソでしょー?そんなことってあるー涙)
そんなこんなで、急遽自宅に戻り、印鑑を手に取り、再度市役所へ。
提出した時間は受付終了の15分前くらいのこと。
アッサリとさっきの警備員さんに書類を受け取られ、終了ー。
こんな感じで私達は法的に夫婦になりました。
しかし、結婚し夫婦になると、付き合っていた頃とは
全く異なり「権利」「義務」、そして先生の言う通り「責任」が生じるんです。
例えば・・・
「権利」でいうと、夫は妻の、妻は夫の「第一順位相続人」になります。
配偶者が亡くなった場合は、共同相続人がいない限り、
遺産のすべてを相続する権利があるのです。法律的には配偶者に相続権利があり、
夫婦になるということは、親子の関係よりも強いものになるとも言えますね!
さらに、夫婦になると「同居」「協力」「扶助」の「義務」が生じます。
どういうことなのか、民法第752条を噛み砕いて言うとこんな感じ。
「同居」・・・夫婦として終生の共同生活を目的としている結合関係であり、
何か特別なことがない限りは一緒に住みましょうねということ。
「協力」・・・共同生活を維持していくために、それぞれ分担しながら
協力し合いましょうねということ。
「扶助」・・・お互いの生活を保障し、それを維持していくために
経済的な面においても、連携しましょうねということ。
(参考:民法第752条 - Wikibooks)
それにプラスして先ほどの「責任」が加わります!
「夫婦」についてを改めて考えてみると、
「カップル」の関係の時とは違い、様々なプラスアルファのことが
存在するのだとわかりました。
これからの家族や夫婦のカタチはそれぞれ違って良いと思います!
しかし、夫婦という関係やカタチをとることに、
双方の間で合意した場合には、強くて清い関係になり、
互いに「権利」「義務」「責任」が生じることを忘れずに、
愛情を持って相手に接していかなくてはいけませんね。
つづく