KOEHIRO~声を拾う・広める~

【KOEHIRO】は、様々な「声を拾う」「声を広める」という意味を込めています。夫婦関係や両親との関係、自分が普段の日常で思うことや仕事に関してなど、幅広く様々なことを書いて行こうと思います!また、定期的に「KOEHIRO会」と「TSUNAGUカフェ」の運営もしておりますので、ご興味ある方は是非コメント下さい。

「何故、不妊治療は担当医がいないのか?」という素朴な疑問を直接先生に聞いてみた

皆さんが不妊治療で通っている病院では、

きちんと担当医の先生はついていますか?

 

私が今まで不妊治療をしている中で、引越しなどもあった関係から

3つの病院に通った経験がありますが、

どの病院も、決まった担当医の先生がいなくて、

毎回毎回、病院の診察の度に、診察してくれる先生が変わってたんです。

 

担当医の先生がいないどころか、診察の途中で先生が変わるという

こともあり、ビックリしたことを覚えています。

 

まずは、2つの実際にあった出来事を皆さんに共有しますね!

 

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<卵管造影検査の時のこと>

 

※卵管造影中※

先生A「うーん。右が少し詰まって感じがするかもな。うーん。」

私「・・・」

(あ”ー痛いぃー)

 

先生A「若干痛いかもしれないけど、もう少し我慢してね。はーい。お腹押しますー。」

私「はい。イテテテテテテテー。」

あ”ぁー早く終われー)

 

先生A「はい。お疲れ様ー。もういいですよ。着替えて診察室に来てください。」

私「あ、はい。」

(やっと終わったー)

 

私は診察室に戻りました。

すると、なんということでしょう。

 

先生B「お疲れ様でした。」

(ん?さっき診てくれてた先生と違う先生じゃないですか?)

 

先生B「さっきの卵管造影検査の結果なんだけどね・・・。」

(いやいや。説明ないんですか?先生よ。さっきの先生はお昼休憩とかですかー?)

 

私「あ、はい。」

先生B「どうやら、右が詰まっているかもしれないね。

でも実際はお腹の中をちゃんと見ないとわからない感じだね。」

私「えっ?わからないってどういうことですか?」

先生B「さっき私が診たわけではないし、はっきりはわからないんだよ。」

 

(どゆことー!?)

 

私「いやいや。でも・・・。」

先生B「とにかく、もっと詳しく知りたいなら、お腹開いて診るしかないけど、

今はその必要もないとおもうよ。じゃあ、薬だしておくので、待合室に・・・」

 

(先生冷たくないですか!?)

(それ私にとっては重要な問題なんですけどー!!)

 

結局、そんな感じで私の卵管造営検査は終わりました。

先生がこんな感じでかわることもあることにビックリですよね。

 

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助成金申請時の出来事※

 

採卵が失敗に終わってから数日。

私にはメソメソしている暇なんかありませんでした!

 

次回の治療のことも考えなくてはいけないし、翌日からは普通に仕事もあるし、

もちろん治療費を支払うためにも、助成金の申請をしなくてはいけません。

 

助成金の申請の際には、様々な書類を用意する必要がありますが、

その中に、担当医の先生に記入してもらわなければいけない

「診察証明書」のような書類が必要になってきます。

(※ざっくり言うと「ちゃんとこの人診察しましたよ」「虚偽申請ではないですよ」という証明書)

 

なので、私は仕事の空時間に病院に行き、

文章依頼の手続きをすることにしました。

 

私「あの、助成金の申請のために、この書類をお願いしたいのですが。」

受付の女性「わかりました。こちらで承りますね。お調べしますので、少々お待ち下さい。」

私「はい。お願いします。」

受付の女性「大変お待たせ致しました。ちなみに、担当医の先生は何先生ですか?」

 

(えっ?担当医の先生?)

(いやいや、毎回診察してくれる先生変わるし・・・いないでしょ?)

 

私「えーっと。毎回先生が変わるので、何先生が担当とかはないかと思うんですが・・・。」

受付の女性「え?うーん。わかりました。確認してみます。」

 

(むしろ、私の担当医の先生いたんですか?)

 

受付の女性「お待たせしました。最後に診察した履歴があるのが、

C先生なので、C先生宛にこの書類の依頼をしておきますね。」

 

(C先生?C先生って1回しか診てもらったことないし、

まして採卵の時は別の先生だったけどな・・・。)

 

私「わかりました。」

 

他の先生が、「自分の担当医か?」と聞かれると、誰も当てはまる先生が

いなかったため、私はそう言うしかありませんでした。

 

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私が知っている限りでは、不妊治療の診察状況はこのような感じです。

このことに関しては、治療をはじめた数年前からずっとモヤモヤしていました。

 

「普通、何か手術などをする場合や、

長期間で病院にかかる場合は、

他の病気だったら、担当医の先生がつくのに、

何故【不妊治療】は担当医がおらず、

しかも毎回先生が変わるのか?」

 

これが普通となっている不妊治療の現場はこの先も一体

これで良いのだろうかとも思いました。

 

そこで、私はとある診察の日。

先生にその疑問を聞いてみることにしたんです・・・。

 

先生「じゃあ、次回は××日の○○時に来てね。」

私「わかりました。先生・・・全然治療には関係ないことなんですけど、

ちょっと気になることがあって。質問しても良いですか?」

先生「いいですよ。」

私「あのー。前の病院の時から疑問だったんですけど、何かの手術とか長期間の治療になると、担当医の先生がつくのが普通なのかなって思ってたんです。でも不妊治療の場合、毎回診察してくれる先生が違うので、何でかなって?風邪とか体調不良の単発の診察だったら、わかるんですが、不妊治療は結構病院に通う回数も多いし、この前も助成金の書類を受け付けで用意して頂く時に「担当の先生誰ですか?」って聞かれたんですけど、私・・・答えられなくて。」

先生「ああ、そうね。確かにそう思うわよね。」

 

先生はそう言って、続けてこう答えた。

 

先生「実はね、大学病院って意外と人の出入りが多くて、常に人事異動があるのよ。」

私「へー!病院も会社と一緒で人事異動があるってことですね。それも会社より人の出入りが多いから、頻繁にあると。」

先生「そうなの。病院の中も結構大変でね。それにね、不妊治療だけの専門って病院内ではなかなか出来なくって。どの先生も兼任して他の診療科を受け持たなくてはいけないのが現状なのよ。だから今も何人かの先生が、外来に出たり、往診に行ってるわ。」

私「そうなんですね。はじめて知りました。」

先生「一つの科に集中出来れば良いんだけどね。」

 

(先生達も、私達患者が知らないところで、大変なことがいっぱいあるんだろうな)

私はそう思いました。 

 

今まで、自分の治療のことや、この治療をしている方のことを考えていましたが、

実際に先生から不妊治療の現場の声を聞き、先生達も常に診察とは別に、

会社と同じような組織の中で、苦労があるんだろうなと

理解することが出来ました。

 

この時、私の質問に答えてくれたのは、大学病院の女医の先生でした。

これがどの病院にも当てはまるというわけではないと思いますが、

この病院では、このような現状だということを知ることが出来ました。

 

こんなにも「不妊」が問題視されるようになり、

受診する患者数も年々増加傾向にあるにもかかわらず、

例えそれが大学病院だとしても不妊治療を専門とする先生をつくるほど

人員にも余裕はないんですね。

 

今後は、今よりもっと患者数が増加することは目に見えているので

国をあげて、この問題は考えていかなくてはいけないことの

一つではないかと思いました。

 

 

つづく